【 肌もココロも喜ぶクッキング 】
『フラワーニュースレターエリー・グレースのNYフラワー通信2010年11月号のエッセーより』
先日のこと、バランスある食事がどんなに大切か、思い知らされることがありました。
毎日口に入れる食べ物。私たちは、嬉しくても、悲しくても、楽しい時も、怒るときも、、、生きている限り、必ず食べ物を口にしますよね。その食べ物全てが、今の私たちの血となり肉となり、肌や爪や髪の毛を作り、そして生きるエネルギーを創り出します。
今の飽食の時代、どんなものでも手に入るようになり、好きなものだけを食べているとだいたいはバランスが悪くなり、太ったり、具合が悪くなったりします。
沖縄にエリーのフラワースクールの日本支部がありますが、そこで花展(2010年10月末)を開催したときのことです。土日の会場オープンに向けて、前日から3日間、ほとんどゆっくり食べるひまがありませんでした。
開催期間は、嬉しいことにたくさんの差し入れがあり、どれもこれも美味しいものばかり。しかし、、、簡単につまめるパン、お菓子、ケーキ、おにぎりなど、でんぷん質のものに偏りました。これは仕方のないこと。忙しい私たちを気遣って好きな時に手軽に食べられるものをいろいろと持ってきてくださり、それはありがたく、どれも美味しく頂いたのですが。。。
その3日間はカロリーはあるけど栄養がない、というものをとり続けていたことになります。そうしたら、、、肌がぱさぱさしてきました。そして、気持ちが落ち着かなくなりました。関係者たちと、「あー、青物が食べたいねー」と、ホウレンソウなどのメニューが目に浮かぶようになりました。そして、みんなで便秘ぎみに。。。カラダがキスギスしてくるような感じ。本当にあの3日間が限界、と思いました。私の口の中が荒れて腫れてくるほどでした。
10代や20代の若いときならもしかしたらすぐに回復するでしょうし、これほどすぐに身体に影響がでないのかもしれませんが、もうそうではない年代なので栄養不足はこたえます。栄養バランスが悪いって、わかっていました。
花展が終わってその翌日、実家の母は私を見て、「ずいぶんげっそりしたねぇ」と言いました。そうか、やっぱり。。。すぐに顔に現れるとは。カロリーだけは多かったので、体重は減らずにお腹周りだけはぷっくりと、しかし、顔だけがげっそり。これって、最悪。これこそまさに老け顔というものでしょう。いつもの元気もでなくなりました。。。
その3日間は、おかしなことに気付きましたよ。すぐに口寂しくなって、目の前の差し入れものをしょっちゅうつまんでいるというか、変な感じでお腹がすくのですね。「あれ?さっきも食べたのにな?」と思いながらも、食べられるときに口にいれておかないと体力がもたない、と判断するみたいです。それでついパクッと。
これはきっと、脳の食欲中枢が糖分によりちょっとコントロールきかなくなったということではないでしょうか。この現象が肥満の元だろうと、気がつきました。健康記事で読んだことありました。
また、でんぷん質の取り過ぎの弊害はこうあります。
『脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖。これは主に体の中で、ご飯やパン、麺類などのでんぷん質の食物から作られる。だから脳の働きをよくするには必須だが、取り過ぎ注意。ブドウ糖が脳に影響を与える影響は、若い人よりも中高年にでやすい。
その影響とは、糖分が多すぎる食事の後は、動作が鈍くなる、集中力の低下などが見られる。いくらブドウ糖が脳のエネルギー源になるといっても、甘いお菓子などをたくさん食べると逆効果。』
「明るく元気に」がモットーのエリーとしては、「美味しいものを食べる」というだけではなく、さらに一歩進んで「美味しくものを食べる」を心がけたいと思い、「食のビューティ」をブログのカテゴリに入れ、時々トピックスとして取り上げています。
「美味しくものを食べる」とは、どんな定義でしょうか?
一言でいうと『ココロ豊かに感謝して食べる』
「美味しくものを食べる」には、健康な体、美味しいものを手に入れる時間と経済力、そして一緒に食べる楽しい仲間や家族が必要と思っています。
「これ、美味しいね。一緒に食べれて嬉しいね、楽しいね。美味しい食べ物に感謝だねぇ。」
こんな想いでいたいために、そして「前向きに美容と健康の知識を得たい」ために、私はこの「ウェルネス・ファクトリー」のサイトを構築しました。ウェルネス “Wellness” とは、生活全てがより向上するようにとの願いです。その中に健康的な食事やダイエットなどがあります。
健康できれいにいるためには、ある程度の栄養知識が必須と考えています。どういう食物が自分の体によくて、どんな食べ方が体力を持続させるのか、という知識。せっかく毎日何かしらを口にいれないと生きられないのだから、それなら健康と美容の維持のために何を、どうとるべきか。
「食のビューティ」では、ベジフルビューティを実践する友人のnaoko に専門的なことを教えてもらおうと思います。肌が抜群にきれい、優しいママ、そして健康に人一倍気を使っているnaokoは、最適任者です。肌がきれいになるように毎日実践するということは、きちんと栄養バランスを考えて食事するということですから、結果、健康でいられます。美味しくて美肌を作るメニューをたくさん持つnaoko は、野菜ソムリエのベジフルビューティ・セルフアドバイザーです。
by Ellie Grace